2013セレクション

2013年リリースかつよく聴いたCDを6作品紹介。

◾Diverse System「thinkover, calmdown」
http://tc.diverse.jp/
正確には去年の冬コミリリース。Diverse Systemのこれまでの作品は、ジャンルをある程度縛っているとは言え、1曲ずつの主張が激しかったり、単曲で良いと思えてもアルバム単位ではなかなか好きになれなかった。そんな中、この作品はアルバムまるごとかなりのお気に入り。なんでかはよくわからん。

◾moshimoss「endless endings」
http://kosukeanamizu.com/endlessendings/
待望のセカンドアルバム。耳が幸せとはまさにこのこと。今年はライブにも二回行った。夜の落ち着いた時間に聴くのが、他に替え難い贅沢な過ごし方だった。空間に音が満ちる、すると空気すらも変わる。曲作りの観点からは、是非ともリバーブのかけ方を見習いたい。今後とも大注目。

◾Chromesphere Records「Spherepolis」
http://www.planetoid.biz/spherepolis/
夏コミリリースのさわやかサウンド!特にこの曲、というのはなく、アルバムを通して聴くのが楽しかった。作業BGMでもよし、キックに合わせて身体を揺らすのもよし。来年もお世話になること間違いない。

◾削除「L'aventale」
http://sakuzyo.net/
削除さんの曲は、聴いていると自分が壮大な物語の中の主人公になったかのような気持ちになれると同時に、自分が強くなったかのような、不思議な気持ちになれる。このアルバムについても、部屋で聴くよりも外で身体を動かしながら聴くことが多かった。

the HIATUS「Horse Riding E.P」
http://thehiatus.com/index.html
表題曲はさることながら、カップリングの「Waiting For The Sun」が絵画的な情景を呼び起こすような素晴らしい曲だった。徐々に昇ってくる太陽、その光が大地を広く照らす…。曲の最後の最後まで美しい。

◾核P-MODEL「гипноза (Gipnoza) 」
http://noroom.susumuhirasawa.com/modules/disco/index.php/photo/229/
今年で一枚だけ、と言われればこの作品。ここ数年、平沢進にハマってしまってどうも抜け出せない。全曲好きなところはあるのだが、絞るとすれば表題曲のかっこよすぎるギターや、白くて巨大なの電子音と歌詞の美しさ、109号区の氾濫のブレイクとサビのメロ、そしてTimelineの東の高揚感、皆で歌いたくなるようなノリ…。師匠には今後ともついていきたく。