2023年によく聴いたもの
としのせとしのせ。
昨年に続いてあまり新規の音楽を聴かなくなってしまったなぁと反省。
今年のリリースで個人的に良かったものをちょっとだけ。
1.Various Artists // Nobody Here: 'Eccos of the Past'
vaporwaveは他の音楽ジャンルとも引けを取らないくらいサブジャンルの数が多く、こういったコンピレーションになるとその異常性がよく分かる気がする。界隈はこれ全部をvaporwaveで括ってるのかと。名だたるメンバーでとてもゴージャス。コンピだと普通難しいと思うけど本作はアルバムとしての流れもよい。
前半はfuture funk系統でノリノリに。tr.2はみんな大好きリサフランク420のfuture funkアレンジで、かなり楽しい。これがLisaが新しいMacBookを手に入れたときのワクワク感か。tr.3ではまさにfuture funkと言えば!なアニメボイスのSEが聴けてテンションブチ上げ。日本語圏で育った人間としては笑わずにはいられない。
tr.7の浮遊感たっぷりなドラムンベースやtr.9のしっとりとしたLate Night Lofiを経て、締めはmallsoft系統でゆったりと。mallsoftからこの界隈に入ったクチとしては猫 シ CorpとLimousineが並んでいるだけで垂涎です。
ちなみにこのNobody Hereというコンピは2つ目で、1つ目の作品については才ンガク毛ドキさんの記事があるのでそちらもぜひ。
2.Flickers from the Fen // Stoned in Gielinor
今年はダンジョンシンセの作品を作ろうと思い色々聴いている中で最もRPGを感じたのがこの作品。弦楽器群の重なりが心地よい。自分の中に眠る冒険心を呼び起こしたい人におすすめ。いつもの村から旅に出よう。
ジャケットが本当に愛らしくてニコニコしてしまう。魔法使いもググる時代。
3.Joseph Shabason // Welcome To Hell
今年リリースで1作だけおすすめを挙げるならこれかな。普段あまり聴かないような感じで個人的にはとても新鮮だった。レコードショップの紹介文にはスピリチュアル・ジャズとある。
1996年のスケートボードの映像作品『Welcome To Hell』にインスパイアされた作品とのことで、「爽快で、即興的で、全身を使ったスケートボードの体験は、ウィールと木管楽器の間に共通言語が存在するジャズに似ているとシャバソンは言う」。…なるほど。
スケードボードとジャズを結びつけるこの世界は自分にとってまだまだ広いみたいだ。
あとは今年のリリースではないけど比較的よく聴いたものを。
4.slowerpace 音楽 // Lost in space 宇宙の冒険
BarberBeatsはここ数年よく聴いていて、個人的にはこういった宇宙を喚起させる音を使ってるものが刺さりやすい。個人的にはtr.3が白眉で、途中の大きなブレイクに宇宙空間で今も鳴り響く「無音」を見出さずにいられない。
作者のslowerpace音楽はバーバービーターの中でも特に作風が広い人で、いろんなバーバーが聴けて楽しい。例えば「BarberShopのシミュレーションゲームのサウンドトラック」をイメージした作品なんかはまさに発想の勝利。音もよかった。
5.Boris Blenn // Berlin Future Lounge
今年はBarberBeatsの作品を自分でも作ろうと思って、本家はどういった作品からplunderするのかを辿っていった先に出会ったのがこの作品。どうせやるならこういうラウンジな作品を自分で作ってからそれをBarberBeatsにしようと思い、自分なりにアウトプットできたのが楽しかった。tr.1の出だしなんかは多分同じ音源使ってる気もする。激しめなtr.3や、ニカいtr.10, 11なんかを聴いていると、ラウンジと言っても色々あるんだなと知った。
こういう、この音真似したい!っていう気持ちが創作のモチベーションなのかもと改めて。もっとそういう気持ちが欲しいので来年こそいろいろと聴いていきたい。
あとはmoshimossの新譜がジャケットから音まで何もかもよかった。
デジタルDLコードがなくてレコードでしか聴けず数回しか聴けてませんが…。
とまぁこんな感じです。
来年からはあんまり創作の時間が取れなさそうなので、せめて聴く音楽を増やしたいなと。
いい音楽に出会えたら作る時間も捻出しようとするだろうし。来年の自分に期待です。
良いお年を!
SVランクマシーズン1
シーズン1終了!お疲れさまでした(明日朝までやる人は頑張ってください)
環境把握が手探りな中、なんとかマスター級に上がれました。
本当に苦しかったし、本当に楽しかった。
シーズン1、皆もそうだったと思うけど
初めはテラピースもないし、育てるためのカネも莫大に必要で本当に大変だった。
キラフロルが今作の最推しなので、キラフロルが活躍できるように構築したつもり。
安定して勝てる強さはないけど、ある程度選出を誘導できるので読みやすいのが良かったかも。とにかくゾロアークで騙しまくるのが楽しかった。
順位は13万位なので一切何の参考にもならないと思いますが、構築記事です。
キラフロル@とつげきチョッキ
HC振り。
受けながらも相手をしっかり落とす、欲張りな感じを目指しました。
実際にはS無振りでも抜ける相手がいたし、いい振り方だったなと。
マスター級行く直前で飛行テラスタルに変更したら、ボーマンダの地震を無効化したりと大活躍。キラフロルが活躍すると嬉しい。
少しCに甘えた相手だと、H振りだけでも突撃チョッキで十分耐えてくれました。
カットロトム@こだわりメガネ
CSぶっぱ。
キラフロルが苦手なじめんをふゆうでケア。相変わらず電子レンジや洗濯機をよく見ますが、個人的に今環境なら芝刈り機が強いと判断。かわいいし。
ランクマ潜る前から噂に聞いていたキョジオーンやヘイラッシャに圧かけれるし、並びにいるだけで牽制できてたように思う。こだわりメガネのリーフストームは大正義。
サーフゴー@ひかりのねんど
HSベースでCにも少し。
ゴールドラッシュは強力だけどただのCアタッカーだと読まれやすし面白くないので、壁張り要員だと裏をかくことができて面白いのではという発想がありました。
壁張り要員に必要な自主退場技も豊富。最初は置き土産も入れていたけど、パーティ内に積み技を使いたいメンバーがいなかったので悪巧みに。
たいてい一撃でもっていく徹底抗戦がかなり楽しかった。
イルカマン@こだわりハチマキ
\助けて~~!!イルカマーーーーン!!!!!/
呼んだかい?(マイティチェーーーンジ!!!!!)
ASぶっぱ。
やることはただ一つで、ハチマキ+水テラスタルからのジェットパンチとウェーブタックルで敵を木っ端微塵に粉砕してゆけ。悪の組織をやっつけろ!!
個人的にクイックターンは技スぺ的にもったいないと思っていて、普通に引いてましたね。ゾロアークかもという要らぬ読みを誘っていたら尚よし。
ありがとう、イルカマン!!!!!!
このパーティの大黒柱。CSベースでAにも少し=蜻蛉返りでマスカーニャ確一調整。高レート帯ではほとんど毎回選出してました。
テラスタル環境の中でタイプを化かすのは全ポケモンができるわけだけど、それをさらにもう一枚騙せるのが、もう脳汁ドバドバグチュグチュ、最高にアドレナリンだった。
キラフロルやミミッキュに化けて、鋼タイプをタイプ一致の火炎放射で焼き払っていくのが気持ちよかったですね。アーマーガアは確2でしたが。。。
ゴーストが強い環境なので、スカーフで上からタイプ一致悪の波動を打てるのも偉い。
ASぶっぱ。
ミミッキュはその性能の高さから剣盾までは毛嫌いして使っていなかったんですが、どうしてもフェアリー枠が必要だったのと、自分ならどう使うかなと考え始めたら面白かったので採用。
自分で使うと思ってるよりも強くなくて(超不思議)、最速にしててもいざというときに抜かれるし、もしかすると並びにいること自体で相手の選出を絞るのが一番の仕事だったかも。
ゴツゴツメットは主にマスカーニャ対策で、ゾロアークの蜻蛉返りでタスキで耐えられた場合にこいつを出すだけで沈むのがよかった。実現したの1度だけでしたが。。。
レンタルパーティとして公開済みなので、宜しければぜひ!
チームID:FVSN8H
ゾロアーク初手で、キラフロルかミミッキュを最後に選出して化ける→残り選出していたのは相手によるけど、ロトム>>イルカマン>>>サーフゴーの順だったかな。
ゾロアークを出さないときはサーフゴーで壁張ってイルカマンへ、みたいなこともやってました。
とにかくサザンドラを誘うパーティですね。だいたい選出されてたと思う。
マスカーニャもよく出された。いろいろできて器用なポケモンなので、キライです。
あと、コノヨザルは無理。ビルドアップでもなんでも積んでくれ。
シーズン2も別の6体を育成済み!マスター級へいざ!!!
※※おまけ※※
推しの実況者の最新動画を宣伝します。
ヨガ界のアイドル、「しょうさ」が手持ちに戻ってくるようですよ!
2022年によく聴いたもの!
まもなく年越し!
2022はアウトプット過多で、あまり新しいものが聴けてなかったなぁと思いますが
よく聴いていたものを記録に残しておこうと思います。
1、ポピュラー音楽枠
宇多田ヒカル - BADモード
宇多田ヒカルについては2016年にFantômeで活動再開した後は
R&Bからは離れてかなりポピュラーな大衆音楽を作ってきたような印象でしたが、
今作のシングル曲はどれもちょっと煙たい感じの音に戻ってきており、アルバムとして大満足な一枚に。
アルバム「BADモード」で、真の完全復活を果たしたと感じました。
ポピュラー枠でもう一枚挙げるとすると、ELLEGARDENの「The End of Yesterday」。
本当に久々に、パンキッシュなぶっとい音が聴けて嬉しい。
Strawberry Margaritaは最後の大サビに戻る前の"I do like it"がそれまでのサビと対比になっているのがたまらない!アルバム曲だとチーズケーキ・ファクトリーがイチオシです。
2、vaporwave枠
Various Artists - Selected Barber Works: Part 1
今年、まさにこのオムニバス作品が出たことで、ついにバーバー・ビーツが市民権を得たように感じました。
vaporwaveは死んだと言われて何年も経った後にも、こうした形で進化するのは、1つのジャンルがまるで生き物のように生きているように感じざるをえない。
Tr.1、GODSPEED 音による「自分の運命を明示する」でグッと引き込まれるのは1作品としてもとても魅力的。Barber Beats入門編としても是非。
vaporwave枠でもう一枚挙げるとすると、Macroblankの「Tales of the Cypher」。
バーバー・ビーツ界の雄ですね。Tr.1のスモークマンゴーがかなりよい。
3、同人音楽枠
馬骨擬装網 - CAISSON
某ヒラサワ風のオリジナル楽曲を制作する3人組、馬骨擬装網による待望の1st Album。
本家を研究しているのが随所から伝わるのと、聴きながら気づいたときにニヤニヤが止まらないのと、それでいてオリジナル楽曲として完成度がめちゃくちゃ高く、今年は本当によくお世話になりました。
どの楽曲も力作ですが、Tr.9の赤方偏移がイチオシ。これはエモの塊で、夕日を見ながら聴くと泣きそうになる。
同人音楽枠でもう一枚挙げるとすると、MiragEdenの「閑雅祭囃子 ~ Historical Mirage of Japan.」。今年も東方風・秘封風の素晴らしい作品が聴けて本当に嬉しい。
個人的に万年置き傘にご注意をの再翻訳が入っており、感謝感激…!
来年もいろんな音楽聴けるといいなぁ。
良いお年を!
ポケモンバイオレットストーリークリア!
しました!本当に楽しかった。これぞ最高傑作。
ネタバレを載せるのでストーリークリアしていない人はご注意ください。
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旅パです!
みんなよく頑張ってくれたなぁ(すごく動き回るのでいい写真が取れない)
テツノツツミ(NN: メタルサンタ)
キラフロル(NN: キラーメン)
カラミンゴ(NN: ナイズド)
キョジオーン(NN: ハカタノ)
ベラカス(NN: ドグラー)
カイリュー(NN: シュゴテン)
テツノツツミは今作で初の色違いでした。メタリックでツートーンで超絶可愛い。
キラフロルはオモダカさんと戦る前にすでに持っていて、たまたまミラーマッチになりました。キラフロル、オモダカさんの髪の雰囲気と合っててなるほどとなりました。
カラミンゴは、このパーティで一番長い付き合いです。御三家?知りませんね…。
途中まで進化してくれると信じていたんですが、図鑑Noが埋まった瞬間に全てを悟ったやつです。きあいだめ→にどげりで様々な敵を粉砕してきました。
キョジオーンは西の方にいる霊テラスタルの固定シンボルのやつです。
捕まえた後、のろい(鈍い / 呪い)という技が、テラスタル前後で意味が変わってくるのに気づいてウオーとなりましたよね。対戦環境でもよく使われそう。
ベラカスは壁張り&復活させ要員ですね。再起の祈りは今作の対戦環境でもキーとなる技の1つではないでしょうか。攻撃時に真ん中の玉が光るのがかっちょいい。
カイリューはLv75の鋼テラスタルの固定シンボルのやつです。
フェアリーとか氷で刺しにくる相手に、鋼テラスタルが強い。
野生捕獲用&まひるみ用のでんじはで、大活躍でした。
本編ストーリーが本当に素晴らしかった。某剣盾と違って、主人公と周りの子供たちが自分たちの力で様々に解決していく“ガールミーツポケモン”の王道感が好き。
狂戦士・ネモとのアレコレや、ペッパーを求めにペパーくんとのアレコレもよかったですが、なんといってもネルケの正体が校長だったときが一番ショックでしたよね。
クラベルと、あの場で勝負するというのが本当に良い演出だったように思います。
パーティーもちゃんとガチ風味でよろし。
本編が終わってもいろいろありそうなので、まだまだ楽しもうと思います。
パルデアの大自然の中、ミライドンに乗ってどこまでも行こう。
めちゃくちゃ綺麗ですよね…。
あと、友人とのユニオンサークル機能も楽しい!一緒の世界に入って冒険できるのは新しい感覚ですね。
めちゃくちゃ細かいですが、友人のポケモンに話しかけることができるのも、自分がその場にいる感じがあってかなりよい。レイドバトルとかももっとしたいですね。
ガブリアスの寝方がかわいすぎかよ
レーティング環境については、テラスタルの組み合わせとかでもう頭がめちゃくちゃになりそう。AIに人間たちの知能の限界を試されているのかも。
これからも一緒に宝物を探しましょう!
barber beatsについて
今日は床屋ビートを紹介してみたいと思う。
Barber Beatsとは
haircuts for menを祖とする、一連の音楽ジャンル。
どこでかかっていてもなんとなくその場の雰囲気を壊さないような“よさげな”ミューザックで、LoFi hip hopとかと同じように、大概みんな好きそうな“not - not for me music”。
vaporwaveのサブジャンルとされる。
↑勝手に個人的に定義してみました。
詳しくは才ンガク毛ドキ氏のブログを読みましょう。
身分けの前の、こと分け - ヴェイパーウェイヴのサブジャンル&関連用語たち - ポ サ 研
さて、今この記事をいくらか興味を持って読もうとしている皆様にはお馴染みの「新蒸気波要点ガイド」には、祖であるhaircuts for menの「大理石のファンタジー」が掲載されています。
要点ガイドの初版が2019年12月、barber beatsという言葉が生まれたのは後述の通り2020年に入ってからと思われますので、まだガイドの中ではbarber beatsではなくLo-fiとして紹介されていました。今現在の基準で編集したら、ジャンル:barber beatsとして紹介されるのだろうと思います。
vaporwaveたらしめているのは、曲名がかなり怪しい日本語であったり聴きやすいミューザックというだけではなく、要点ガイドにもある通り、著作権侵害によってこのアルバムの収録曲の1つが削除されていることからも分かります。つまり、所詮はplundered(=略奪/荒らされた)モノということです。
haircuts for menで言うと、自身ではbarber beatsとは名乗っておらず、実際に最近のリリース作品を見ても、bandcamp上でbarber beatsのタグは付いていません。
むしろ、自身が始めたモノを他者が模倣していることに快く思っていないようで、様々なアーティストが「barber beatsとして制作した楽曲」をplunderしてHFM自身の作品としているほど…。裏を取ったわけではないですが、以下の作品のジャケットの文言だったり、実際に他のbarber beatsアーティストと同じ展開の曲が複数あるので、まぁそういうことなのでしょう。
個人的にはvaporwave界隈ならではな感じがして面白いです。
本家がbarber beatsを名乗っていないのになぜbarber beatsと言う単語が生まれたかと言うと、これまた才ンガク毛ドキ氏のブログに書いてあるので、こちらを参照しましょう。
Macroblank: 没頭する (2021) - 髪を刈る男たち──そのコスモロジーと系譜 - ポ サ 研
ポ サ 研にはいつもお世話になっています。。こちらによると、2020年のマクロブランクのデビュー時に、レーベルが命名した瞬間から始まったようです。
みんな大好きマクロブランク!先日もbandcampにて直近作品のカセットテープ125本を即完売させたこのアーティストこそが、ジャンル:barber beatsの中心人物となりましょう。
個人的には「絶望に負けた」「Tales of the Cypher」「痛みの永遠」あたりが好みです。
(マクロブランクは主にAloe City Recordsから物理媒体が販売されますが、日本時間の真夜中だったり人気ありすぎだったりDiscogerが転売目的で狙ったり?となかなか手に入らない…)
とはいえ、マクロブランクがここまで人気があるのは結局音圧モリモリってところもあるんじゃないかなぁとか勝手に思ってます(リスナーを信用してなさすぎ?笑)他にもbarber beatsで良いアーティストたくさんいるので。
ここからは個人的に好きなバーバービーターたちを紹介していきます。
1、savant shadow
barber beatsは一定の雰囲気・ノリが分かりやすくある中で、自身の特色を出すように試みているものもあります。
savant shadowは他のbarber beatsよりもチルい感じのものが多いように思います。どの作品もお気に入りですが、特に高軌道ラウンジ2094は分かりやすく宇宙床屋で、他ではなかなか見ないテーマだったりして楽しい。
2、DΛRKNΣSS
これはplunderする者たちの運命でしょうが、数か月前、著作権者からかなりきつい脅しがあったそうで。作品カタログ消すかも…と言ってましたが、まだ全部は消えてなくてホッとしました。
最近の作品ではアニメ絵をジャケットで使っていたりして、その薄暗い中身とのギャップもいいです。最推はこのour sad fate。いつ聴いても最高です。
3、Telenights
Telenightsはバーバービーツ専業というわけではなさそうですが、この作品ではノイジーな中にも丁寧な音の作りを感じ、バランス感覚が素晴らしいです。こういう感じのバーバーをもっと聴きたい。
4、Gods Of Something
vaporwaveはもう死んだのではということですが、barber beatsだけで言えば最近はむしろ入ってくる人が増えているように感じます。Gods Of Somethingもメキメキと頭角を現しているアーティストの一人。bandcampの欄に沖縄住みってあるけど、ほんまか?笑
5、From Tokyo To Honolulu
初めて見たものを親と思う動物的直観が、ぼくとFTTHの関係にも当てはまります。つまり個人的に初めてハマったbarber beats作品がこれで、ぼくからするとbarber beats的親にあたります。今ではもうすでにFTTH=Slushwaveの人になっているように思うけど。
本当に素晴らしい作品で、このブログに載っている中で1つ聴くとしたらこれを聴いて欲しい。
(オマケ)
最後に紹介するのは床屋を打ち負かす床屋です。こういう、先に言ったもん勝ちみたいなやついいよね。“Barber Beater”ってもう誰も同じこと言えない感じで…。「私は髪を切っていません,」じゃあないんだよ。
中身は完全にplunderedなbarber beatsですありがとうございました。
ということで、皆様も良い床屋ライフを。
2021年の備忘録
今年の備忘録です。
特に印象深かったものを5つほど。
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1. BEACON / 平沢進
一番よく聴きました。こればっかりは仕方ないね。
懐かしさと新鮮みを両立させているような複雑な印象を受けました。メッセージ的にはこれまでの路線同様、自己の回復に重きを置いているように思われますね。3月のインタラクティブライブが楽しみです。
2. 高軌道ラウンジ2094 / SAVANT SHADOW
二番目に聴きました。たぶん。
Barber Beatsについては個別でブログにまとめたいなーと思ってまだできてない。ボードゲームで遊ぶことが多いんですが、後ろでサラッと流しておけるし、ちゃんと聴くとそれはそれで良い音してるんですよね。この作品はBarber Beatsの中でも宇宙感に寄せてるところが他と違って面白い。
3. RIVER / Haricuts For Men
じゃあ本家はどうかというと、Barber Beatsとは少し違った路線の作品が印象的でした。近未来における田舎風味な景色が残る場所、みたいなイメージで、とにかく音に没入できるのがグッド。
4. Split / Rhucle & Jordan Christoff
没入と言えば今年はこれが最強でした。
夏のめちゃくちゃ眩しい静かな道を、これを聴きながら歩くのがとても気持ちよかった。アンビエントは屋外でもドシドシ聴こうと思いました。
5. Harsh Miniatures / Malvern Brume
tobira recordsという最高のレコードショップがあるんですが、そちらのツイートで見掛けて惚れ込んだ一枚。ようけえ聴きました。
程よいノイズ感とアップダウンの少ないメロの相性が抜群。これもIDMなんですね。この曲が!というよりも、アルバム全体で1つ感が強いです。
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聴き直してると似たものを作りたくなってくるなぁ。
良いお年を!
2020年の4枚
#2020年ベストアルバム
— とらっしゅ (@youth_oh) 2020年12月25日
今年も本当にいろいろありましたがいろいろバランスするとこんな感じ!ブログも書きたい pic.twitter.com/xphM0e6ax8
今年も終わりですね。
プライベート含め本当にいろいろありましたが、音楽の面で言うとvaporwaveにドハマりしてカセットテープまで買うようになって…、一年前からは全く想定していない事態です。
ヴェイパーウェーブの古い作品なんかも沢山漁ってインプットに事欠かなかった年でしたが、この記事では2020年リリースのもの4作品に絞って書いていきます。
1、Who I Am / milet
ポップスで一番聴いたのはmilet。
今年1stアルバムも出て、ヘビーローテーションしてました。
Who I Amは12月になってから出たEPで、表題曲・カップリング曲それぞれにmiletらしさがぎゅっと詰まった感じで、激押しです。
One Touchはカップリング曲の1つですが、PVが完璧です。
とにかく見てほしい。なんですかこのカッコかわいいの権化は。
この独特な声がクセになる。来年からの活躍も本当に期待してます。
2、Articulation / Rival Consoles
Ryan Lee Westによるソロ・プロジェクト:Rival Consolesが今年もブチかましてくれました。
音が見えるような、あるいは触れられるような、といった感触を残してくれるEPで、聴いていると他のアーティストではあまり感じたことのない気分になります。
音楽に限りなく近い、サウンド・アートとでも呼びましょうか。
本作はLPとデータ販売だけだったのですが、過去作「Night Melody」とのコンパイル版CDのリリースが発表される予定です。ありがとうありがとう…!
3、上海/香港 / 沙漠鱿鱼
Mallsoftのレジェンド、猫 シ Corp.が立ち上げたHiraeth Recordsを知ったのも今年。
vaporwaveの作品は今年たくさん聴きましたが、この作品は気に入りすぎてCDとカセットの2形態どちらも注文しちゃいました。
暗いアジアの雑踏に紛れて没頭できるDreampunk/Ambient作品。いわゆるオウチ時間が増えたことで、こうしたジャンルを聴く上でカセットテープのノイズ含めて耳を傾ける贅沢な時間が取れたのは今年ならではじゃないでしょうか。
沙漠鱿鱼はユニット名で、片割れのdesert sand feels warm at nightは上質なSlushwave・メイカーであり、そちらもかなりのオススメ。
4、去来廻記 ~ Paradoxical Record / parhelia
東方関連ではこの作品を一番よく聴きました。
クオリティが高いのは聴いての通りだし、原曲の再翻訳に関しては完全に門外漢であるわけなんですが、なんといってもオリジナル曲が素晴らしい。
2曲目の「遥か彼方の空中楼閣」は秘封というよりもゲーム本編で使ったものを秘封CDに入れたような感じの曲で、聴いていると弾幕やスペル発動音がクリアに「聴こえてくる」。加えて、「完璧すぎない」のもかなり憎い。東方風はしばしばクオリティが高すぎるという謎現象が起きることがあり(一番分かりやすいのは去年紹介した北海道調査だろう)、この曲はまさに「完璧すぎない」の水準を完璧に抑えている。つまり音屋目線でみたときに、ある程度の遊びがあるというか、ちょっと手を加えたくなるような、それでもその曲そのままでももちろん美味しくいただける…といった感じでたまりません。本当に素晴らしい1曲で、2020年の1曲を選べと言われたらこれを挙げます(ニコニコ動画に上がっておらず共有できないのが残念)
9曲目の「映る日は幻」はアップされており聴けます。切ないメロディがたまりません…。この曲をきっかけに映日幻という現象を初めて知ったんですが、この項目のウィキペディアの画像(青空と、地平線の向こうから届く光)のイメージそのままで爽やか…。本当に最高です。
本作は残念ながら完売のようです。
parhelia、並びにこをりさんの今後の活動に注目…!
という感じで、2020の4作品でした。
2021もいろいろとディグっていきましょう。
良いお年を!